9784867350065_600_full

SMGネットワーク3周年記念『中国臓器移植の真実』【集広舎】出版のお知らせ

9784867350065_600_full

【本書の紹介】

臓器提供者は誰なのか。美談報道の裏で起きていた戦慄のジェノサイド──
中国医療の闇をあばく、SMGネットワークからの渾身の告発書。

令和3年3月15日発売開始

 

 

 【共著者および担当論文】

加瀬英明(かせ・ひであき)

昭和11年12月東京生まれ。慶應義塾大学、エール大学、コロンビア大学に学び、『ブリタニカ国際大百科事典』初代編集長を経て、福田赳夫、中曽根内閣で首相特別顧問、日本ペンクラブ理事、松下政経塾相談役など歴任。日本会議代表委員、自衛隊・隊友会理事、東京国際大学特任教授など務める。海外での講演活動も多数。SMGネットワーク代表。
 序

清水ともみ(しみず・ともみ)
静岡県出身。1997年講談社『Kiss』にてデビュー。子育てに専念した後、イラスト動画制作に携わる。2019年、ウイグル弾圧の実態を描いた「その國の名を誰も言わない」「私の身に起きたこと」をSNSで発表。米国務省広報サイトなどに掲載される。

 漫画誰の心臓……?

野村旗守(のむら・はたる)
ジャーナリスト。1963年生まれ。立教大学卒。著書に「北朝鮮送金疑惑」(文春文庫)「Z(革マル派)の研究」(月曜評論社)、編著書に「北朝鮮利権の真相」Ⅰ、Ⅱ(宝島社)など多数。現在SMGネットワーク事務局長

 はじめにフジTV「とくダネ!」報道にSMGネットワークはどう対処したか

日比野守男(ひびの・もりお)
名古屋工業大学卒。同大学院修士課程修了後、中日新聞社入社。地方支局、東京本社(東京新聞)社会、科学、文化部を経て1996〜 2012年論説委員。2011〜 2015年東京医療保健大学(大学院)教授。2015年〜同客員教授。東京新聞在職中、第25次南極観測隊に参加。米国ジョージタウン大学にフルブライト留学(Bioethicsの研究)。

〝美談〟報道に騙されてはならない中国への帰国移植

三浦小太郎(みうら・こたろう)
1960年東京生まれ。獨協学園高校卒。現在、アジア自由民主連帯協議会事務局長。雑誌「正論」「月刊日本」などに執筆。著書に「ドストエフスキーの戦争論」(萬書房)「渡辺京二」(言視舎)など。

 ジャーナリズムがショーと化す時

大高未貴(おおたか・みき)
ジャーナリスト。フェリス女学院大学卒業。『日本を貶める「反日謝罪男と捏造メディア」の正体』(WAC出版)『日韓〝円満〟断交はいかが? 女性キャスターがみた慰安婦問題の真実』(ワニ新書)『ISIS残虐支配の真実』など著書多数。「DHCニュース虎の門」レギュラー出演中。

 「検査装置に漢字のロゴが……」藤田病院&愛知県と中国の熱すぎる蜜月

佐渡道世(さど・みちよ)
1984年、東京都生まれ。大妻高校、大妻女子大学人間関係学部卒。スウェーデン留学中、グローバルメディア・大紀元(Epoch Times)現地支局インターンを経験。帰国後、中堅商社勤務を経て株式会社大紀元に入社(同社は2020年特定非営利活動法人エポックメディアに組織変更)。日本語版ローカル記事や英語、中国語の翻訳記事を作成。

 藤田病院と愛知県は、中国臓器ビジネスの実態を知っているのか

鶴田ゆかり(つるた・ゆかり)
フリーランス・ライター。1960年東京生まれ。学習院大学英米文学科卒業後、渡英。英国公開大学 環境学学士取得。1986年より英和翻訳業。(1998─2008年英国通訳者翻訳者協会〔ITI〕正会員)。2015年秋より中国での臓器移植濫用問題に絞った英和翻訳(ドキュメンタリー 字幕、ウェブサイト、書籍翻訳)に従事。2016年秋よりETAC(End Transplant Abuse in China) 中国での臓器移植濫用停止)国際ネットワークに加わり、2019年秋まで、欧米の調査者・証言者の滞日中のアテンド、通訳、配布資料準備に携わる。英国在住。

 2018─2019@ロンドン「中国〝臓器狩り〟民衆法廷」に集まった証言者の声

鶴田ゆかり
 証言から立法へ 立ち上がる英国の貴族院議員たち・米国臓器収奪停止法案

アニワル(エンヴァー)・トフティ・ブグダ 
東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)のハミ(クムル)市生まれ。新疆の鉄道中央病院で腫瘍外科医として13年勤務。中国によるロプノル地域の核実験をドキュメンタリー映画「Death on the Silk Road」(死のシルクロード/1998年イギリスchannel4 )を通して暴露する。英国亡命後、世界各地で中国での臓器収奪の真実を訴え続けている。

 メガサイズの人体実験場 ウイグルでの個人的な体験からの考察

野村旗守
 韓国・台湾に大きく遅れをとった日本の医療虐殺対応

中村和裕(なかむら・かずひろ)
1952年、静岡市生まれ。1979年、京都府立医大卒業。1992年、
医師を休職し、カリフォルニアにて中医に師事し、東洋医学の基礎を学ぶ。現在、岩手県花巻市の医療法人中庸会介護老人保健施設「ゆうゆうの里」の施設長を務めるかたわら、産業医活動を展開。
※中国における臓器移植を考える会(略称:SMGネットワーク) SMG(Stop Medical Genocide)中国の医療虐殺を止めろ)ネットワーク。現在中国で行われている良心の囚人を犠牲とする臓器収奪・売買の全廃を求めるために発足。

 日本の医学・医療界が「中国臓器狩り」問題を明らかにすることができない理由

聞き手/野村旗守
 中谷元議員インタビュー 中国の人権弾圧にマグニツキー法の楔を!

 

収奪された臓器を使用する疑いがある医師 葉啓発

葉啓発

葉 啓発
Ye Qifa

収奪された臓器を使用する疑いがある医師 葉啓発

氏名:葉 啓発
性別:男
生年月日:1954年12月5日
出生地:湖北省谷城
役職:中南大学(湖南省)付属湘雅第三病院衛生部移植技術研究センターのセンター長及び武漢大学付属中南病院肝臓外科、移植外科部長。国務院特別手当配布対象者。中国OPO連盟事務会長、中国医師協会移植分科会副会長、中華医学会臓器移植分科会常任委員、中華医学会臓器移植分科会肝移植グループ長、中国薬学会DNA研究グループ常任委員。

内部情報によると、2005年10月の衛生部の会議で、黄潔夫が湘雅第三病院に全国の臓器提供の調整役になってほしいと発言した。当時は法輪功学習者が臓器バンクとなるような収容所が数軒存在していたが、管理が混乱な状態だった。中共は情報の漏洩を恐れて、統一管理の重要性を感じたという。その後に軍の協力を得て、湘雅第三病院に全国範囲の臓器斡旋センターを設立した。内情を知る記者の話によると、当該病院が外向きには低調だった。情報漏洩を防ぐために、ネットへのアクセスに厳しく規制し、ネットの使用申請に各課の課長の署名のほか、病院の上層部が認証後に初めて可能になるそうである。

2003年9月に湘雅第三病院が設立され、2005年に国家級の移植センターに昇格と新華社が報道した。葉啓発は当該病院で10年以上にわたり院長を務めた。

葉啓発が中南大学付属湘雅第三病院の院長だった時、病院のホームページ(2006年4月28日付け)によると、当該移植センターは同時に17人の患者に対して移植手術を実施したことまである。中では肝臓移植は2件、腎臓移植は7件、角膜の移植は8件だった。その前の2005年5月26日には、15人の患者に対して移植手術を行い、同年の9月3日に7件の心臓、肝臓腎臓の移植を行った。

2019年の葉啓発の個人HPでの情報によると、氏が行った累積移植件数は肝臓1000例、腎臓2000例。


 【電話調査1】

調査時間:2018年11月6日(電話番号:13875987051)

 (録音のダウンロード:MP3、電話記録テキストpdf

調査内容抜粋

葉啓発:適合のドナーを見つけて手術を行うわけだが、一ヶ月ほどだろう。

調査員:ドナーとは、法輪功の人ですよね。

葉啓発:カルテはまず送ってください。いいですか?


 【電話調査2】

調査時間:2016年3月4日

(録音のダウンロード:MP3、電話記録テキスト:pdf

葉啓発: (調査員に対して)腎臓移植はずっと行っている。移植センターと称する以上、年間100-200件手術を行えないものは、呼べないと思う。私達は年間200件以上行っている。


 【電話調査3】

調査時間:2016年4月2日(電話番号:+86+ 731_88618236)

録音のダウンロード:MP3、電話記録テキスト:pdf

中南大学湘雅第三病院移植センターの当直医師:私の周りでは肝臓、腎臓の移植を行っているが、肝臓のドナー供給は潤沢だ。つまり、肝臓も腎臓もやっている。



 【電話調査4】

調査時間:2019年3月11日

録音のダウンロード:MP3、電話記録テキスト:pdf

中南大学湘雅第三病院移植センターの肝臓移植の医師:肝臓も腎臓も手術を行っている。腎臓は毎年200-300件行っている。肝臓移植も毎年200-300件行っている。


 参照
—————–

[1]《中南大学湘雅三医院社会服务网》
http://shfw.xy3yy.com/xymy/414.html

[2]《武汉大学中南医院》肝胆疾病研究院介绍
http://www.znhospital.cn/DoctorDetail.aspx?did=28


収奪された臓器を使用する疑いがある医師 朗靭

朗靭

朗 靭
Lang Ren

収奪された臓器を使用する疑いがある医師 朗靭

氏名:朗 靭
役職:北京市朝陽病院肝臓移植部部長、主任医師、教授、肝臓外科副部長、『中国肝臓外科雑誌』編集委員会委員、北京医学会腸栄養委員会委員。1999年7月から2004年12月までに朗靭が164回の肝臓移植手術に参加し、2004年1月から2006年10月までに102回の手術に参加した。

 

 【電話調査1】
調査時間:2018年11月6日
電話番号:13911757869)
録音のダウンロード:MP3、電話記録テキストpdf
調査内容
朗靭:順調すれば、(臓器を見つけるには)2~3週間でしょう。大きくずれないと思います。
調査員:ドナーは、法輪功の人たちで、健康な状態ですね。
朗靭:はい。間違いありません。そのとおりです。

 【電話調査2】
調査時間:2016年3月1日
(電話番号:+86-13911757869)
(録音のダウンロード:MP3 、電話記録テキスト:附件
朗靭:(病状が)重ければ、私達には特急コースがあります。こちらの病院では遅くても2週間ですが、私達のドナー供給が潤沢だからです。このようなことは今年ではすでに十数件ありました。(特急コースとは、急患に対して、72時間以内に移植手術を行うことを指す)
説明:北京市朝陽病院は、中国衛生部管轄下では肝臓、心臓、腎臓、肺臓、小腸、膵臓などの臓器を同時に行える唯一の病院であり、北京市臓器移植センターの肝臓移植部も当該病院に設置している。

 参照
—————-

[1]首都医科大学附属北京朝阳医院《医元网》
http://hpt2000017211.h.yynet.cn/

[2]《追查国际对中共活摘法轮功学员器官现状调查报告(二)》
https://www.zhuichaguoji.org/node/67047

[3]《北京朝阳医院》肝胆外科简介
https://web.archive.org/web/20080503222008/http://www.bjcyh.com.cn/ksjs/gdwk/

追查国际存档接:
 http://www.zhuichaguoji.org/cn/images/nationalcriminalreports/719.pdf

[4]《家庭医生在线》北京朝阳医院泌尿外科
http://yyk.familydoctor.com.cn/1242/schedule_7826/

追查国际存档链接
http://www.zhuichaguoji.org/sites/default/files/report/2016/64700_063503.png

収奪された臓器を使用する疑いがある医師 杭化蓮

杭化蓮

杭 化蓮
Hang Hualian

収奪された臓器を使用する疑いがある医師 杭化蓮

氏名:杭化蓮
役職:上海市仁済病院肝臓移植課副主任、医師

概要:上海交通大学医学院付属仁済病院肝臓外科に所属、肝臓移植センター副主任、助教授、修士課程の指導教官。中国医師協会臓器移植分科会移植技術委員会委員、中国医師協会臓器移植分科会幹細胞及び組織移植委員会委員、大陸・台湾医薬衛生交流協会肝臓膵臓専門委員会委員及び医師試験協会のメンバー。

調査時間:2018年11月8日(18616206806)
 (録音のダウンロード:MP3,電話記録テキストpdf
調査内容
杭:明日病院に来て、私を呼び出してください。一週間の内にできるようにしたい。
調査員:そちらで使っているのは、法輪功の人たちの臓器ですよね。
杭:はい。それについては確かです。

 

 参照
—————–

[1]《好大夫在线》
https://www.haodf.com/doctor/DE4r0eJWGqZNhLTy8fQwHCo55twNygxV.htm

収奪された臓器を使用する疑いがある医師 黄潔夫

黄 潔夫

黄 潔夫
Huang Jiefu

収奪された臓器を使用する疑いがある医師 黄潔夫

氏名:黄 潔夫
性別:男
居住国:中国
生年月日:1946年3月
出生地:江西省吉安
役職:黄潔夫は中国臓器提供・移植委員会委員長、中央保健委員会副委員長を務めている。以前は中国衛生部副部長[ⅰ]、中国人体臓器移植の技術臨床応用委員会(OTC)委員長(2006年7月)[ⅱ]、中国人体臓器提供委員会(CODC)委員長(2008年)[ⅲ]、さらには中山大学第一付属病院臓器移植科の名誉医長、北京協和医科大学病院肝臓外科の医長でもあった[ⅳ]

概要:黄潔夫は中国共産党衛生機構で法輪功学習者に対する臓器狩りを統括するキーパーソンである。彼が勤めていた病院での移植件数は膨大であり、多くの医師が法輪功学習者の臓器の使用をはっきりと認めている。彼自身も数多くの臓器移植に手を染めている。たとえば、2012年に彼は、1年で500件以上の肝臓移植を執刀したと明言している 2005928日に黄潔夫が肝移植手術を行った際には、人の生きた人を予備の肝臓ドナーとして用意していた疑いが持たれている。法輪功学習者を対象とする中国共産党の大規模な臓器狩りにおいて、黄潔夫は主犯格の一人である。

 (Ⅰ)黄潔夫は、中国共産党衛生機構で法輪功学習者に対する臓器狩りを統括する重要なオーガナイザーである

200110月から2013年初めまでの12年間、黄潔夫は中国共産党衛生部/衛生計画委員会において臓器移植を主管する重要人物であった。この時期は、江沢民一派による法輪功学習者を対象とした臓器狩りのピーク期に相当する。

地方の自治体レベルの病院、町病院、全国に遍在する軍病院など認定を受けていない病院も含め、多くの様々な病院で、黄潔夫は臓器移植センターの設立を奨励した。これらの施設では臓器移植を行うには設備が不十分であるにもかかわらず、やみくもに数多くの臓器移植が実施された。黄潔夫の尽力の結果、中国共産党OPO臓器獲得連盟の会長葉によると、ピーク時には1000以上の臓器移植病院が存在したということである WOIPFGの調査範囲内では、これらの1000以上の病院のうち891の病院で臓器移植が行われたことが判明している。2001年から2006年までの間に、腎臓移植を行う病院は、106カ所から368カ所に増えた。 この5年間にこれらの病院が情報公開した腎臓移植の件数は少なくとも3万件に上る。この数は1999年までの40年間に中国全土で行われた腎臓移植の総件数に匹敵する。移植された臓器の数の爆発的増加は、死刑囚や自発的ドナーでは説明がつかない。

 (Ⅱ)黄潔夫は、法輪功学習者からの生体臓器収奪に自ら直接手を染めた容疑がかけられている

1.  2005928日、黄潔夫は1つの肝臓移植手術に際し、3人の生きた人を予備の肝臓ドナーとして使用した疑いが持たれている[vi]。

『新疆ニュースオンライン』を転載した中国共産党国営メディア新華網、『ウルムチ・イブニング・ニュース』を転載した新浪網、さらに雑誌『現代看護師』、『週刊鳳凰』等が報じたところによると、2005928日午後、当時の衛生部副大臣黄潔夫は、中国共産党中央政法委員会書記羅干に随行して新疆ウイグル自治区50周年式典に参加した折、新疆医科大学第一付属病院で自ら肝移植手術のデモンストレーションを行った。その際彼は、不測の事態にそなえて、広州の中山医科大学付属病院、重慶の第三軍医大学付属南西病院、および手術が行われる新疆医科大学第一付属病院にそれぞれ1個ずつ予備の肝臓を用意させたのである。

この手術は、次の3点を明らかにしている。 

1) 3つの予備の肝臓は3人の生きている人でなければならなかった。

報道によると、黄潔夫が移植手術の成功を宣言し、予備の肝臓はもう不要であると告げたのは、15時間の手術が終わった後、さらに24時間の経過観察期間が過ぎた時点であった。臓器移植の原則に従えば、肝臓の虚血時間は15時間を超えてはならない。ところが、黄潔夫 は彼の移植手術が成功したかどうかを確定するまでに、つまり予備の肝臓が必要とされるかどうかを決めるまでに、 40 時間も待っていた。したがって、広州、重慶、新疆で手術前に用意された3つの予備の肝臓は3人の生きた人間から取り出される肝臓でしかありえないということになる。すなわち、3人の生きた人間が予備の臓器源として利用されたのであり[vii]、万一手術が失敗したならば、黄潔夫は随時この3人の臓器を取り出し、使用することができるというわけである[viii]。

 2) 生きた囚人というドナーから成る潤沢な臓器バンクは中国の法律システムを越える存在

 死刑囚の処刑は厳格に法に従って実施されなければならないので、死刑執行の日時や場所は最高人民法院が発行した文書の中で事前に決定されているはずである。死刑が執行されるとき、法院と検察院の役人が死刑執行の場に立ち会って死刑囚を同定しなければならない。死刑執行が終わった後でも、死刑囚の同定は再度行われる。ところが、黄潔夫の手術に際しては、医療スタッフが重慶と広州から予備のドナーを飛行機で連れてくることができたし、新疆でも肝臓ドナーが待機していたのである。これはとりもなおさず、3人の肝臓ドナーがいわば番外地に拘留され、法治制度の外部に存在していたということを意味する。換言すれば、臓器移植のために臓器を提供するためなら随時虐殺されうる一群の人々が法治制度の外部に存在している、ということである。

 3) 生きている人々から成るドナー臓器バンクは全国至る所に存在し、そこに拘留されている人々は膨大な数に上ると推定される

 黄潔夫が臓器を異なる省や都市に配備していて有効活用したという事実は、生きている人々から成る臓器バンクが全国に広く分布していることを示している。臓器適合の低い確率、そして適合する予備の肝臓を三つの都市で同時に見つけ出すスピードは、生きている臓器ドナーが膨大な数であることを示唆している。

 (Ⅲ)黄潔夫は2012 年に 500 件以上の肝臓移植手術を執刀し、そのうちのドナー供給制度の下で寄付した肝臓は1つだけだった

 肝臓外科医黄潔夫は20133月、広州日報の記者に対し、2012年に500件以上の肝移植手術を執刀したが、そのうち寄付された肝臓を使った移植は1回だけだったと語った[ix]

ニュース記事画面の写真。ここで黄潔夫は1年に500 件以上の肝臓移植手術を執刀したと公言した。

 (Ⅳ) 黄潔夫が名誉医長に任じられた広州中山大学第一付属病院では、生きている法輪功学習者の臓器を使用していることを多くの医師が認めている。

 調査録音記録1

調査対象者:広州中山病院肝胆外科の韓医師

調査員が拘束された法輪功学習者から成る臓器バンクの存在に言及し、法輪功学習者の臓器が使われていることに触れると、韓医師は二度「そうだ、その通り」と相槌を打って、事実を認めた。

日付:2015630

電話番号」862082375263
(Download Recording: MP3; Transcription: Appendix 23[JS1] )

 調査録音記録2:

調査官が質問した。「法輪功(学習者)の臓器は健康なんですよね?」

現在の副院長の黄潔夫が答えた。「はい、そう、そう。もちろんです。もちろん、もちろん。」
(Download Recording:  MP3 )

 調査録音記録3

調査対象者:王長希、中山大学第一付属病院臓器移植科医長、国際臓器移植協会(TTS)会員、中国医学会泌尿器科分科会腎臓移植グループのメンバー、広東臓器移植協会常任委員会委員。1989年以来、彼は2,000件以上の腎臓移植研究に取り組んでいる。そのうち700件以上の腎臓移植を彼は執刀医として実施した[x]

(Download Recording:  MP3; Transcription: PDF)

日付:20181115

電話番号: 8613600450862

(Download Recording: MP3; full recording please see Annex 12)

 調査結果の要約

調査員「先生は今でも法輪功の臓器を使っていますか?つまり取り寄せる肝臓は今でもあの種の健康なやつなんですよね?」

王長希「今私たちのところに提供されるものは全部その種のものです。みんなそれです。 市民が死んだ後に寄付される臓器の中にもその種のものがあるかもしれませんが、私たちが扱うのは原則としてすべてその種のものです。彼らが死んだ後に臓器が提供されるケースは数多く、いつもうまくいっています。今は万事そういうことで大丈夫です。あなたも大丈夫ですよ。」

  調査録音記録4:

調査対象者:中山大学第一付属病院肝胆管外科、韓医師

調査時期:2015630

WOIPFGの調査員が拘束された法輪功学習者から成る臓器バンクの存在に言及し、法輪功学習者の臓器が使われていることに触れると、韓医師は二度「そうだ、その通り」と相槌を打って、事実を認めた。

(Recording 28. Download MP3. )[xi]

 調査結果の概要:

韓は黄潔夫が毎年500件以上の肝臓移植を行っていると聞いて、「私たちは今では1,500件以上やってますよ!」と言った。ハンは、拘束された法輪功学習者から成る臓器バンクの存在とその臓器の使用を「そうだ、その通り」と二度繰り返して認めた、

韓医師は法輪功学習者を対象とする臓器狩りの事実を口頭で認めたわけであるが、これは中国共産党が「処刑された囚人の臓器の使用をやめる」と黄潔夫が2015年に宣言した後のことである。

 (Ⅴ) 中山大学第一付属病院には「脳死センター」がある

  調査録音記録5

調査対象者:秦瀚、広州中山大学第一付属病院小児心臓外科医師

調査時期:2015720

秦瀚 「当病院には中国南部地域に脳死センターがあります。当病院系列の黄埔病院で、車で40分ほどのところにあります。つまり当病院ではここの本部と黄埔地区の支部の二つの病院が連携しているのです。手術は本部で行いますが、臓器は黄埔から取り寄せるのです。虚血の心配は無用です。私たちのセンターは臓器移植のプロですから。全国どこでもこんな風にやっています。いわゆる死刑囚の臓器を使うのはもう止めていますから、中国ではどこでもこんな感じです。大都市ではどこでもそうです。中国南部地域では私たちの臓器移植センターのような施設はここ1か所だけかもしれません。しかしたとえばどこかで特定の臓器が必要な場合、ここに電話して臓器を取りに来ます。基本的にはそんな具合です。主な供給先は広州であり、特に中山病院です。まあだいたいこんな感じですが、いずれにせよ私たちはすべて自力でやってます!」

主に広州を供給しており、私たちの優先事項は中山病院です。これはほとんど同じですが、結局のところ、私たちはすべてを自分たちで実行します。」

(Recording and downloading on MP3 (Part 1)MP3 (Part 2))

 調査録音記録 6

調査対象者:中山大学第一付属病院肝臓・腎臓移植病棟医師(3地区、すなわち黄埔地区)

調査時期:開催日:201783

医師 「今は以前よりドナーは多いですね。・・・今は、すべてのドナーは脳死病棟から来ています。……臓器っていうものは搬送ができないんですよ。時間がかかりすぎると臓器の機能に支障をきたすしますから。ですから今日では原則として、患者がいる場所のすぐ近くで臓器を摘出しなければなりません……これが国の統一された配送システムです。……学校への寄付がある場合には、まず最初にすべての臓器を摘出し、その後で死体を学校に搬送します。

(Recording download MP3, complete recording transcript here. )[xii]

調査対象者:中山大学第一付属病院腎臓移植科(第2地区)の医師 (2017-09-26)

(録音概要): 腎臓は一つずつ送られてきます。時には二、三個まとめて来ることもあります。に、三日間をおいてから、またいくつか追加でやってきます。

(Recording download MP3, complete recording transcript here.)[xiii]

 

 参照
—————–

[i]http://www.mohrss.gov.cn/SYrlzyhshbzb/zwgk/SYguowuyuanrenmian/201303/t2.

http://www.zhuichaguoji.org/cn/images/nationalcriminalreports/601.pdf

[ii]http://news.xinhuanet.com/misc/2008-03/14/content_7785194.htm

http://www.zhuichaguoji.org/cn/images/nationalcriminalreports/602.png

[iii]http://www.gov.cn/fwxx/sh/2013-03/01/content_2342510.htm

http://www.zhuichaguoji.org/cn/images/nationalcriminalreports/603.png

[iv]http://www.gzsums.net/zhuanjia_219.aspx

[v] http://hb.people.com.cn/n/2015/0425/c337099-24632343.html

https://web.archive.org/web/20160529234737/http://hb.people.com.cn/n/2015/0425/c337099-24632343.html

[vi] http://www.zhuichaguoji.org/cn/images/nationalcriminalreports/274.png

[vii] http://www.zhuichaguoji.org/cn/images/nationalcriminalreports/274.png

[viii] http://www.51fenghuang.com/news/shehui/2514.html

http://www.zhuichaguoji.org/cn/images/nationalcriminalreports/274.png

[ix] http://www.zhuichaguoji.org/cn/images/nationalcriminalreports/302.png

[x] http://www.gzsums.net/zhuanjia_297.aspx

https://web.archive.org/web/20140707011817/http://www.gzsums.net/zhuanj.

[xi] WOIPFG.「世界法輪功迫害調査機構(WOIPFG)報告書:中国共産党政権は生きている法輪功学習者からの強制臓器狩り運動を継続している」。20151127

[xii] https://www.zhuichaguoji.org/node/77139

[xiii] https://www.zhuichaguoji.org/node/77139